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  • Ryo Ito

SDGs×HAWAI'I~ハワイからのサステナブルな贈り物 vol.1「Wrappily(ラッピリー)のエコ・ラッピングペーパー」

更新日:2023年5月28日


photo by Lauhala Photography, LLC


世界のさまざまな国と地域の中でも自然・環境保護活動が特に盛んなハワイ。


そんなハワイでは地元のブランドによって自然や環境に配慮したアイテムやプロダクトが多く作られており、どれもが個性的な魅力にあふれています。


そこで、ハワイの素敵なエコ&サステナブルな品々を皆さんにご紹介する「SDGs×HAWAII~ハワイからのサステナブルな贈り物」と題した連載を今回からスタートしました。


第1回目では、カラフルで遊び心たっぷりなオリジナルデザインのラッピングペーパー(包装紙)で人気のブランド「Wrappily(ラッピリー)」を取り上げます。


☞ Wrappily https://wrappily.com/



ハワイの島々の中でも、「Wrappily(ラッピリー)」があるマウイ島は、自然・環境保護活動にとりわけ積極的なエリアです。


2022年3月にはレストラン・ショップでのプラスチックおよび発砲スチロール製品の使用を禁止。同じ年の10月にはサンゴへの有害物質を含む全ての化学物質を含んだ日焼け止めの使用が禁止されました。


さかのぼること15年前の2008年には、スーパーやコンビニなどで配布するビニール製レジ袋を有料化し、2011年1月にはその使用自体を禁止に。続く2018年末からは発泡スチロール容器も使用を禁止して、それに代わる再生可能素材容器の使用を義務づけています。


人々の環境意識が高いマウイ島で、「Wrappily(以下、ラッピリー)」というサステナブルなエコブランドはどのように生まれたのか、製品の特長やブランドが目ざすことについて、創設者でCEOのSara Smith(サラ・スミス)さんに話を聞きました。


プレゼントの山に感じた「罪悪感」をどうにかしたくて


Wrappily/ラッピリーのラッピングペーパーで包んだプレゼントはお祝いの席の素敵な小道具に! © Wrappily                                  photo by Lauhala Photography, LLC


アロハ・セイルズ ハワイ(以下、アロハ):2013年のブランド立ち上げのきっかけを教えてくれる?


話を聞かせてくれたWrappilyのCEO、Sara Smith(サラ・スミス)さん。自社ブランドのラッピングペーパーを手に満面の笑顔


サラ・スミス(以下、サラ):2013年当時は、わたし自身を含めた周囲が結婚や出産ラッシュの真っ只中だったの。お祝い事やパーティーのたびにわたしは、プレゼントを包んでいた膨大な量のラッピングペーパー(包装紙)のゴミを見ては罪悪感を覚えていたわ。


アロハ:なぜ罪悪感を?


サラ:市販のラッピングペーパーのほとんどには化学物質や添加物が含まれていてリサイクル加工(再利用)がしにくく、使い終わったら燃やすか埋め立てるしかないの。

そんなラッピングペーパーやショッピングバッグを含めた紙ゴミがアメリカ全体で年間約400万トンにものぼると知ってからは「地球環境によくないことをしている」という想いがどんどん強まっていって、「なんとかしたい」という使命感にも似た気持ちを持つようになったの。


アロハ:その想いが今のビジネスにどう結びついていったの?


サラ:実はわたしの祖父と父はどちらも印刷業界で働いていたんだけど、そこから新しいビジネスのアイデアを思い付いたのよ。


アロハ:どんなアイデアだったのかな?


サラ:何回もリサイクル出来てしかも土にも還りやすい新聞用紙を材料に、自然由来の大豆インクを使い、地元でプリントしたラッピングペーパーを作ってみたらどうかと考えたの。


一度アイデアを思い付いたら実現しないと気が済まないのがわたしの性格(笑)。当時、そんなチャレンジをしている業者は他になかったから、それなら自分が始めればいいと思ったわけ。


アロハ:ハワイの中でもマウイ島は特に環境保護に対する意識が高い土地だよね。あなた自身もそうだったんだね?


サラ:ええ。ビジネスを始める前もいまも「ハワイ、そして近隣のすべての地域を本来の美しさのままで次世代に引き継いでいきたい」、そう強く望んでいるわ。そもそもわたしが暮らしているマウイ島は小さな島で、廃棄したゴミを埋められる土地には限りがあるのよ。


コラボから生まれるカラフルでハッピーなデザインの数々


ハワイ島に暮らすアーティストでイラストストレーターのAngela Johnson(アンジェラ・ジョンソン)のデザインによるラッピングペーパー © Wrappily


アロハ:「エコ(サステナブル)」であることにプラスして、ラッピリーのラッピングペーパーは、ハワイを始めとする世界中のデザイナーやイラストレーターとコラボレーションしたユニークな色と柄が特長だよね。そんなデザインの良さってどんなところだとあなた自身は思う?


サラ:実は、アーティストとのコラボレーションは、わたしが仕事の中で一番好きなことなのよ。


アロハ:確かに新製品のプランをあれこれ練るのは面白そうだし、完成品を目にした時の喜びはきっと大きいよね。


サラ:世界中のさまざまな(バックグランドを持った)アーティストとコラボレーションすることで、より多くのお客様に喜んでもらい、共感してもらえるユニバーサルなプロダクトが作れると思っているの。


ハワイにインスピレーションを受けた作風で知られるアーティストのKim Sielbeck(キム・シエルベック)デザインのラッピングペーパー、右上が表の柄、左下が裏の柄 © Wrappily


そして色々なデザインの中でも特に面白味を感じるのは、自分が生まれ育ったハワイの美しさを映し出した形や色、模様を活かしたものなんだけど、そんなハワイアンテイストはいろいろなお客様にとても好評で、自然と受け入れてもらえているように感じるわ。


アロハ:ラッピリーのハワイ柄は僕も好きだよ。表と裏で色柄が違うリバーシブルなのも素敵だよね。Wrap(ラップ=包装紙)とhappily(ハッピリー=楽しく)を組み合わせたブランド名通りになっていると思うな。


サラ:そもそも「贈り物」って思い遣りの気持ちが詰まっているものだけど、それに何らかの罪悪感を感じてしまうとしたら悲しいことだし、楽しくないわよね。


今、たくさんの人がよりエコな暮らしを叶えるシンプルな方法を求めていると思う。(地球を汚すゴミの心配なしに)100%心の底から喜べるプレゼントをもらう権利が誰にでもあるし、それを実現するアイテムをラッピリーでは提供していきたいの。


日本国内向けの素敵な新作アイテムも!


アロハ:新型コロナが落ち着きつつあって、ハワイへの旅行客数も以前のように戻ってきているよね。パンデミックはハワイのビジネスに大きな影響を与えたと思うけれど、ラッピリーの場合はどうだったの?


サラ:パンデミックで、わたしのビジネスは終わってしまうかもしれないと考えたこともあったけど、実際はその逆だったのよ。


アロハ:そうだったんだね!


アロハ:パンデミックではたくさんの人が暮らしのペースダウンを余儀なくされたわよね。けれど、それによってアメリカ国内では時間をかけてプレゼントをラッピングしたり、お祝いをしたりすることがとても大切にされるようになったの。そのおかげでパンデミック中もビジネスを成長させることができたのよ。


アロハ:コロナの影響で海外渡航が制限され、旅行客が減ったことはハワイの経済を混乱させた半面、ハワイの海が本来の美しさを取り戻すという現象も起きたよね。


パンデミックは、それまで日々忙しさの中で疎かにしてきた本当に大切なもの、自分たちが価値があると信じられるものが何かを見つめ直すチャンスにもなったと思う。


コロナがわたしたちに気がつかせてくれたものと、ラッピリーが目指し、実際に実現していることには重なり合う部分がとても多いんじゃないかな。


未来に向けて進化を続けているラッピリーの最新プロジェクトについて最後に聞かせてもらってもいい?


サラ:ハワイで今一番活躍している女性デザイナーのひとり、Jana Lam(ジャナ・ラム)とのコラボレーションアイテムを発売したばかりよ。彼女とのコラボはこれで3度目になるの。


Jana Lamとのコラボデザインの新作は全3種、上の写真はそのひとつ「Rainbows + Tiare Blossom」で、ティアレの花の柄と虹の柄がリバーシブルになっている © Wrappily

photo by Lauhala Photography, LLC


アロハ:Jana Lam(ジャナ・ラム)は個人的に大好きだから、それは嬉しいニュースだな。他にも何かある?


サラ:実は日本にも支社(Wrappily JP)があって日本向けのプロダクトを日本国内で製造しているんだけど、新商品として「ご祝儀袋」と「ポチ袋」が発売されたの。


オウムガイと花をあしらったデザインのご祝儀袋 © Wrappily JP

                          photo from https://wrappily.jp/products/shugibukuro-aloha-flower


いまのところ、Wrappily JPが使っている原材料はアメリカの本家と同じ新聞用紙ではないけれど、合法的に伐採され、森林破壊に繋がらないようしっかりと管理された森林の木材から作られた「FSC(Forest Stewardship Council)認証」つきの再生紙を使っているの。印刷に使用してるインクは植物性素材、パッケージも含めて全て生分解性の素材で出来ている、プラスチック不使用のエコプロダクトよ。もし興味があったらぜひチェックしてみてほしいわ。


それと、私自身はいま、毎年夏恒例の阪急うめだ本店のハワイフェア出店に向けて準備を進めているところ。博多(福岡市)のLoft(ロフト)の新店舗でも製品の取り扱いが始まる予定なのよ。


アロハ:ラッピリーの快進撃はとまらないね!これからも素敵なプロダクトをぜひ作り続けていってほしいな。今日は話を聞かせてくれてありがとう。


サラ:こちらこそ、どうもありがとう!


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堅苦しくなりがちな自然環境問題を、軽やかに楽しく解決へと導くためのヒントをくれるラッピリーのラッピングペーパー。そんなアイデアを、贈り物の喜びを通して人から人へ自然に伝え、広げていかれたら素晴らしいと思いませんか? 「キレイな地球に住み続けていきたい」これは誰にも共通の想いであるはずなのですから。















































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